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ミッチェルの正式契約で固まった、Celticsツーウェイ枠の残り1つ

NCAAの声明で大学復帰の道が事実上閉ざされ、ディロン・ミッチェルはセルティックスとのツーウェイ契約に正式署名した。残るツーウェイ枠は1つとなり、マイロス・ユーザンとタッカー・デブリーズのキャンプ争いが焦点に。ロン・ハーパー・Jr.がポール・ジョージへ背番号13を譲った経緯も見えてきた。

8月6日|Celtics Signal JP|読了目安:約 4
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セントジョーンズ大学への復帰が噂されていたディロン・ミッチェルは、結局その道を選ばず、セルティックスとのツーウェイ契約に正式署名した。背景にはNCAAの適格性ルールを巡る攻防があった。コロラド州のCharlotte Sweeney判事が過去5年以内に高校を卒業した選手に大学5年目の出場資格を認める裁定を下し、豊富なNIL資金を持つミッチェルがRick Pitinoヘッドコーチのもとへ復帰するのではという観測が広がっていたが、NCAAが8月4日付で「プロの機会を求めて大学スポーツを離れた選手は原則として復帰資格を持たない」と公式声明を出し、この復帰ルートを事実上塞いだ。結果としてミッチェルはセルティックスの育成システムに残ることになった。

この契約締結は、セルティックスのツーウェイ枠の使い方を一段はっきりさせる意味も持つ。1チームが持てるツーウェイ契約は最大3枠で、すでにアマリ・ウィリアムズとミッチェルで2枠が埋まった。有力候補と見られていたジョン・トンジェがポートランド・トレイルブレイザーズと契約したことで、残る1枠を巡る争いは、無保証のExhibit 10契約で加わったマイロス・ユーザンとタッカー・デブリーズの一騎打ちという構図に絞られた。ユーザンはヒューストン大出身のポイントガードでゲームメイクと守備が持ち味、デブリーズはウイングのシューターとして評価されている。どちらが最後の枠を勝ち取るかは、これから始まるトレーニングキャンプでの実戦がすべてを決める。

ミッチェル自身の評価も、この枠の重みを裏付けている。カレッジ時代は運動能力を生かしたペリメーターディフェンスとトランジションで評価されながら、アウトサイドシュートの精度がプロのスカウトから最大の懸念とされていた選手だが、サマーリーグではコーチングスタッフから伝えられた「ボールを上昇中にリリースする」というメカニクスの助言をすぐに取り入れ、フォームの改善を見せている。ツーウェイの枠に留まらず、シーズン中に本契約へ引き上げられる余地を持つ選手として、セルティックスが枠を明確に振り分けたことの意味は小さくない。

背番号13を譲ったハーパー・Jr.

ロスターの周縁だけでなく、ロッカールームの受け入れ方にも、その姿勢を示す動きが見られた。フィラデルフィアから加わったポール・ジョージに対し、ロン・ハーパー・Jr.は自身が着けていた背番号13を譲った。ハーパー・Jr.は「About an hour after the trade, I got a phone call saying he wanted the number, so me and him were able to work it out ... I'm happy that he's able to get back to PG13.(トレード成立から1時間ほどで、番号を欲しいという電話が来て、二人で話をつけた。彼がPG13に戻れて良かったと思う)」と振り返っており、ジョージ本人からの直接の連絡でこの譲渡が決まったことを明らかにしている。今後は背番号8を着ける予定で、これはトロント・ラプターズ時代にも使っていた番号だという。

センターの先発起用やヤニス・アデトクンボ争奪戦の交渉条件など、報道ベースでまだ裏付けの薄い話題も並行して流れているが、今の時点で確かなのはミッチェルの契約と番号譲渡というロスターの実務が一つずつ固まっていることだ。トレーニングキャンプが始まれば、最後の1枠がユーザンとデブリーズのどちらに転がるかがまず見えてくる。